福井県 大飯原子力発電所見学研修報告

実施概要

  • 日時:令和7年9月21日(日) 8:00~19:00
  • 行程:広陵町役場出発 → 道中休憩 → 昼食(若狭本郷駅近く「妙法館」) → エルガイアおおい → 大飯原子力発電所見学 → 広陵町役場帰着
  • 主催:広陵町防災士ネットワーク
  • 合同参加:自主防災会組織連合会
2025年9月21日 大飯原子力発電所研修
2025年9月21日 大飯原子力発電所研修

往路での学習

往路のバスの中では、DVDの視聴と「えねたび」冊子をもとに、関西電力職員による講義が行われました。

内容は、

  • 日本のエネルギー事情
  • 原子力発電の必要性
  • 廃棄物処分の課題

など幅広く、短時間ながら非常に濃いものでした。

特に以下について理解を深めることができました。

  • 再生可能エネルギーの重要性
  • 安定供給の面からの原子力発電の必要性
  • 安全性確保の取り組みの重要性

エルガイアおおい

昼食後は「エルガイアおおい」(PR館)を訪問しました。

ここでは、原子力研修センター職員より、

  • 大飯発電所の概要
  • 再稼働の進捗状況
  • 福島第一原発事故の教訓
  • 新規制基準への対応
  • 安全対策やシミュレーター訓練

について説明を受けました。

展示は松本零士氏が手掛けたもので、「ガイア=地球」をテーマに宇宙やエネルギーの視点が盛り込まれており、大変印象的でした。


大飯原子力発電所

PR館前で厳格な本人確認を受けた後、専用バスにて発電所構内を見学しました。

  • 施設一周(バス見学)
  • VRスコープで内部を体験
  • 取水口の現地見学

PR館スタッフより、
原子炉格納容器・タービン建屋・津波対策・竜巻対策・免震事務棟・緊急時対策所・特高開閉所 などについても解説がありました。

特に以下の点が強調されました。

  • 1・2号機:2020年より廃炉作業を開始、約30年で更地化予定
  • 3・4号機:稼働中で、1日の発電量は京都府全体の電力消費量に匹敵

また、関西電力のシンボルマークが「V(ボルト)」と「A(アンペア)」を組み合わせたものであることも紹介され、新たな学びとなりました。


まとめ

本研修を通じて、

  • 日本の電力・エネルギーの現状と課題
  • 原子力発電の仕組みと安全性確保の取組み
  • 廃炉や有事対応の実際

を具体的に学ぶことができました。

実際に現場を訪れ、見学を通じて得られた知見は、今後の地域防災活動に大きく活かされるものです。


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